障害者の作業所はどう見られているか

(画像提供元:Pixabay)
今回の記事では、障害者の作業所がどう見られているのかについて考えていきます。
障害者の作業所(就労継続支援A型・B型)は、障害や病気など、重い悩みや問題を抱えた人々で、一般企業での就労が困難な方に対して、働く機会を提供する就労型福祉施設です。
一般的な社会の見方は、工賃が低かったり、社会との関わりの薄さといったデメリットの一方で、悩みを抱えた方々に働くことのやりがいや、スキルを習得する機会を提供し、一般就労につながる可能性など、長所として受け止められていると思います。
具体的には、否定的な見方(デメリット)と肯定的な見方(メリット)の順に見ていきます。
障害者作業所への否定的な見方
障害者作業所は、A型とB型があり、A型は雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されます。これに対して、B型は雇用契約が無いため、一般社会の給与水準に比べれば、工賃の低さが指摘されます。
これに関しては、B型は、雇用契約が無いぶん、利用者は働く内容やペース、勤務日数などを自由に選べるため、しんどかったら休むこともできる一方、A型は雇用契約があり、より規律を守ってしっかり働くことが要求されます。
また、障害者の作業所は、閉鎖的で社会とのつながりが薄いとも指摘されます。これに関しても、最近では、多様な作業所が増えており、カフェの運営やIT関連の作業、施設外就労(企業で働く)に取り組んでいる作業所が多いです。

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障害者作業所への肯定的な見方
障害者作業所は、就労型の福祉施設です。このため、利用者が生活のリズムを整え、安心して働ける環境を確保しているといえます。また、各種作業を通じて、就労スキルの向上や、日中の居場所としての役割を果たしているといえます。
多くの作業所は、スタッフが身近な存在であり、利用者の孤立を防ぎ、精神的な安定をもたらしているといえます。また、特にA型を中心に、就労スキルを磨いて、一般企業への就労につながる場としても機能しています。
どちらかといえば、B型は、リハビリや居場所といった福祉的側面が強く、A型は一般就労も視界に見据えた、仕事という側面が強い施設といえます。

